子供の朝食

子供が朝食で食べたいのはパン
バンダイが行った調査で、「パン派」が「ご飯派」を上回った
調査は3~12歳の子供の保護者を対象に1月6から16日、インターネットで実施し1500人が回答した
「パン派」が36.6% 「ご飯派」が31.1%であった
パンを選んだ理由は
「時間が無い朝は手軽に用意できるパンは助かる」などの意見があり
用意のしやすさが支持されているようだ
戦後、米を食べるから日本人は頭が悪い、パン食は健康に良いなどと言われてきた
学校給食にパンが採用されたのも大きい
その結果
一人1年あたりの米の消費量は昭和35年は118kg
平成18年は61kg 何と51.5% 半減である
戦前に比べたらもっと減っているだろう
本当にパンは健康に良かったのだろうか考えて見たいものである
米は身体を温める力があるが小麦は温める力は少ないという
またパンには伝統的な日本食の味噌汁、漬物、梅干し、沢庵はまず合わないし
パン派の副食はハム・ソーセージ・ジャム・マーガリン・コーヒー・ジュースなどが多い
日本の食パンは自然食ではなく、添加物の塊でもある
調理パンも多くはそれ以上に添加物で美味しくされている
米、日本食のパワーに関しては
明治初期来日したドイツ人医師ベルツ博士の「人力車の車夫の走力実験」がある
車夫に日本食と洋食を食べさせて人力車を走らせる実験をしたところ
日本食は東京から日光まで100km走ってもばてなかったが
洋食はすぐばてて走れなかったという
ベルツ博士は日本人の怪我の回復の早さにも驚嘆している
日本人は傷を負っても化膿しないのに、我々の傷は化膿するとも言っている
又戦後アメリカで水泳の世界新記録を連発して「フジヤマノトビウオ」として日本の名誉を大いに
高めた古橋広之進氏は当時我々の食べ物はご飯しか腹いっぱい食べられなかったと言っている
明治のころの日本人は日本食で凄い体力を保持し、怪我の回復力も早かったのである
現在の日本人はどうであろうか
大相撲も土俵上は包帯だらけである。
初代若乃花、栃錦時代には無かった事である
パン派の子供達の身体が心配である