珪藻土は、多孔質による調湿機能及び吸水性の優れた機能の他に、耐火性や断熱性があるため、七輪の材料としても使用されています。さらに、石灰を原料とした漆喰をブレンドすることで、日本の環境に適した壁材となるのです。快適な室内空間=呼吸する壁、に繋がります。
さて、珪藻土が体に良いことはわかったとして、具体的にどのようなものがあるのか…。こちらのページでは、その珪藻土壁の種類についてご紹介したいと思います。
珪藻土壁の種類
珪藻土は固まらない土なので、塗り壁にするには固める固化材が必要になります。固化材には自然素材(漆喰の原料・サンゴの化石)と化学素材(合成樹脂)の2つに大きく分かれます。
☆自然素材(樹脂無添加)・漆喰珪藻土壁
珪藻土の持つ、高い吸放湿機能と石灰のアルカリ性と滅菌作用の相乗効果で快適湿度を保持し、マイナスイオンを生成します。
結露、カビ、異臭防止、あらゆる有害物質を除去する機能を発揮する珪藻土壁です。
☆化学素材(合成樹脂添加)珪藻土壁
合成樹脂が珪藻土の多孔質を塞ぐので吸放湿機能の低い壁になり、快適湿度の保持が不可能でマイナスイオンを生成できず、珪藻土が持つ本来の機能が発揮できない珪藻土壁です。
・固化材の説明
自然素材
固化材 ◎石灰(漆喰の原料)…酸化カルシウム(生石灰)または水酸化カルシウム(消石灰)のことです。消石灰は、PH値が12以上の強いアルカリ性なのでウイルスや細菌は死滅します。これを活かし鳥インフルエンザの予防にも使用されました。
特徴 樹脂無添加
・呼吸放湿機能が高い
・湿気に強い
・カビが出にくい
・水洗いができる
・こすっても落ちない
☝エコ・クィーンに使用されています!
化学素材
固化材 △合成樹脂…人工的に合成され、石油から製造された高分子化合物です。
特徴 樹脂で固める
・呼吸放湿機能が低い(多孔質が樹脂で塞がるため)
・カビがでる
・水洗いができない
・こすっても落ちない
珪藻土の種類や特徴について知っていただけたでしょうか。興味を持ってもらえましたら、こちらのページもご覧になってみてください!